音語り、終わりました。

寺子屋 NOTH.JPで開催させていただいている、お話つきコンサート「音語り 〜チェンバロと共に〜　音楽ヨーロッパ紀行　Vol.1 イタリア・スペイン編」全三回無事に終了しました。https://nothjp.wordpress.com/2015/10/26/ogc/

お忙しいなか、お越しくださったみなさま、誠にありがとうございました！　今回は、ゲスト講師をお招きする第二弾（第一弾はチェリストの懸田さんでした）で、チェンバロ奏者の野澤知子さんに、ご登場いただきました。色彩豊かで生命力にあふれる演奏と、分かりやすく親しみやすく面白いお話。本当に素晴らしくて、私自身も沢山の勉強をさせていただきました。今回初めてご一緒させていただき、はじめは不安もあったはずなのに、野澤さんのスケールの大きく自由でのびのびとした音楽とあたたかな人間性にふれ、たくさんの力をお借りして、気付いたら、大舟に乗っているように、音そのものの中にいることができたような気がしました。わたしもいつか、あんな風になれたらステキだなぁ、なりたいなぁ・・・と感じました。 そんな方と共演できて幸せでした。

後半で演奏したコレッリのソナタ。2段目が、装飾なしのメロディ。1段目は装飾あり。 一つの音から次の音へいくまで、たくさんの寄り道をして、一筆書きのようにメロディを飾ってゆく。実例が残っていますが、普通はみな即興です（！）

ちなみに、チェンバロはいつも右手は即興です（スゴイ！）

Corelli - Violin Sonata in D-Major, Op. 5 No. 1 - http://www.youtube.com/watch?v=hoLHbz7yruc …

クイケンは、この譜例に添って演奏している 。

何度弾いても飽きず、明るく輝く名曲でした。

即興の世界。魅了されます。。これからも地道に勉強したいです。

音語り、来年は異分野の先生とも交流しながら、何か面白い企画もしていきたいな。細く長く地道に。。今後企画として、練って深めていく必要があるけれど、少しでも音楽がより身近になり、深めて、楽しんでいただけたら、本当に嬉しいです。そして、これを機にコンサートに行ってみようかな？と思う方が増えたら最高です。聞いて下さる方があってこそ。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします！

今日の言葉＊

真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。 新しい目で見ることなのだ The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes

（マルセル・プルースト）