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決して死なない場所

  • sachiolin
  • 2015年11月21日
  • 読了時間: 4分

マドンナのスピーチを見た。 “You must be the change you wish to see in the world.”

というガンジーの言葉を思い出した。

愛と勇気のにじみでるパワフルなスピーチだった。

舞台に立つの怖かっただろうな。。

http://sp.ro69.jp/blog/nakamura/134057

誰にも傷つけることのできない 心の祠のようなところ、

サンクチュアリを、きっと誰もが持っている。

たとえ銃口を突きつけられても死なない場所。

その場所に立ちかえる必要があるし、

それを信じることができる。

静けさに耳を澄ませば、

ほんとうは必死で守る必要がないほど、

その場所はいつもすぐそこにある。

決して死なない場所。

その場所を思い出すために、

音楽がある。言葉がある。芸術がある。

そして、ささやかな日常がある。

善悪の二元論で語る時代は終わったのだと思う。

正義というのはいつも危険を孕む。

なぜなら銃口を突きつけた彼らもまた、

己の正義に従ったに違いないから。

己の善に従ったのだから。

きっと祈るだけでは足りない。

静かに考えなくてはならない。

彼らがどうして人々に銃口を突きつけたのか。

そこにいたる背景は何だったのか。

その狂気に飲み込まれないためにも。

決して死なない場所を思い出すために、

これまで以上に、普通に暮らしていく

日々の営みを大切にしたい。

これまで以上に、音楽を奏でることと、

まわりの人たちを大切にしたい。

そんなことを思った。

*****引用*****

http://www.rollingstone.com/music/news/watch-madonnas-powerful-speech-about-paris-attacks-at-stockholm-concert-20151115

"It's been really hard actually to get through the show, because in many ways, I feel torn. Like, why am I up here dancing and having fun when people are crying over the loss of their loved ones? However, that is exactly what these people want us to do. They want to shut us up. They want to silence us. And we won't let them," Madonna told the crowd after revealing why she decided to continue on with her Rebel Heart trek through Europe.

"There are people who have no respect for human life, and there are people that do atrocious, degrading and unforgivable things to human beings," Madonna said during her six-minute speech. "But we will never, ever, ever change this world that we live in if we do not change ourselves. If we do not change the way we treat one another on a daily basis. The way we change the world is not to elect another president, not to kill a hundred more people. The way we change the world is that we change the way we treat one another on a daily basis, in the simplest ways. We must start treating every human being with dignity and respect, and this is the only thing that will change the world."

「ショーというのはそもそも、人生を祝福するために行うもの。そして自分の権利のために、自分の信じるもののために。

でも今日はライヴをするのがすごく辛かった。

昨日起きたことが頭から離れなかったから。

だから今、昨日起きた悲劇について、殺害について、

パリで無慈悲にも尊い命を奪われた人達がいたことについて

語っておきたい。今日1日中気になって仕方なかったから。

ライヴをするのが辛かった。

色々な意味で私の心は引き裂かれていたから。

というのも、愛する人を亡くして涙を流している人達が

いる時に、なぜ私はステージに立って踊って楽しんでいるのかしら?と思っていたから。

だけど、それが彼らの狙いなの。

彼らは、私たちを黙らせようとしている。だけど、彼らにそんなことはさせない。絶対に、そんなことはさせない。

なぜなら、私たちには結束の力がある。パリだけではなくて、世界中で起きている、カオスや、苦痛、無慈悲な暴力、テロ以上に、世の中には、善良が存在すると信じている。

そして私たちは今ここに、それを証明するために集まっているの。

私は今日のショーを本当はキャンセルしそうになっていた。だけど、彼らにそれを手渡してしまうわけにはいかない、と思い直した。彼らに、私を止めさせるわけにはいかない。そして、私たちを止めさせるわけにはいかない、と。自由を楽しむことを。昨日人が殺された場所はすべて、人々が楽しんでいた場所だった。レストランで食事をして、歌を歌って、踊って、サッカーの試合を見ていた場所だった。もちろん私たちはそれを当然のことと思っていて、当然のことと思うべきではないのかもしれない。でも、私たちは一生懸命働いているのだから、それを楽しむ権利がある。だから、世界の誰にも私たちが愛することを止めさせる権利はない。

そして、マドンナはもうひとつ大事なことは、世界を変えるのは人を変えることではなく、毎日の中で自分を変えることだと語っている。自分が他の人とどのように接するのか、そのシンプルなことこそが、世界を変える唯一の方法だと。そして、世界を変えるのは愛だけだ、と。理解できないことを愛するのはとても難しいけれど、と。


 
 
 

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