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ニールセンとシベリウス。


直前すぎるお知らせなのですが…(@@) 今年は、北欧の作曲家 シベリウスとニールセンの生誕150年にあたります。それを記念して、このような演奏会があります。

http://www.ishibashimemorial.com/calendar/201510/001046.html

ニールセンとシベリウス―生誕150年 ふたりの北欧作曲家と弦楽作品

2015年10月12日(月・祝)15:00開演 (14:30開場) 上野学園 石橋メモリアルホール

C.ニールセン: 弦楽のための小組曲 イ短調 作品1 J.シベリウス: 組曲 ホ長調 JS188 C.ニールセン: 弦楽四重奏曲 へ長調 作品44              *** J.シベリウス: 弦楽四重奏曲「親愛なる声」 ニ単調 作品56 C.ニールセン: 無伴奏ヴァイオリンのための前奏曲とプレスト 作品52 J.シベリウス: 「ラカスタヴァ」 作品14 「アンダンテ・フェスティーヴォ」JS34

全席自由 一般3,000円 学生1,500円 

お問い合わせ、主催:

上野学園 石橋メモリアルホール

110-8642 東京都台東区東上野4-24-12

電話03-3843-3043

********

それぞれの研究を深くされてきたお二人の先生の下(緒方恵先生はニールセンを、佐藤まどか先生はシベリウスを)上野学園の講師と学生の合同演奏会が実現しました。

これは、個人的な感想ですが、シベリウスは、その音楽から、広大な風景、大自然、人間というものを凌駕するもの、何百年、何千年と続いてきた生命のつながり、凍てつく寒さ、自然の厳しさなどを感じます。。 「フィンランドというのは、険しい山はなく、ずーっとどこまでも平原が続いているのです」と、佐藤先生が仰っていましたが、なるほど、確かに、そんな風景が浮かんでくるよう。。。。愛する人の歩いていた道というタイトルの楽章では、本当に雪がシンシンと積もるよう。。

それに比べて、ニールセンは、瑞々しく、気品とやさしさがあり、風景もそうですが、北ドイツにあるようなパステルカラーの街並、そこで暮らす人の営み、ささやかな幸せを感じます。透明感のある水彩画の方が近いような。

「愛というのは、大きくて立派なものだと思っていた。でも、違うのだと最近わかった。愛というのはもっと手にふとおさまるようなささやかな幸せのことをいうのだと思う」と、

指揮者の山田和樹さんが、リハーサルで話していたことを、ニールセンを弾きながら、何故だかふと思い出しました。恥ずかしながら、ニールセンを弾いたのは今回が初めてでしたが、弦楽合奏も、とても素敵な曲で、弾けば弾く程好きになりました。

どちらもとても魅力的。あー、北欧。行ってみたい(><)と、忘れていた北欧への思いが再燃します・・・。皆さんが聞かれたら、どんな風に感じられるかしら。

それにしても、学生と教員が、共に演奏するというのは、いいものだなぁとしみじみ感じます。久しぶりに会う卒業生も、元気そうで、社会に出て少し大人びた様子にも、目が細くなります。自分が先生という立場になってみて思いますが、関わった生徒さんの元気な姿や報告は、こんなに嬉しいものなのかと。音楽で食べていくのは本当に大変なことだし、普通に就職する学生もたくさんいる。いろいろな道があり、それぞれの人生があるけれど、真剣に音楽に向き合えた時間が少しでもあるのなら、それはどんな道に進んでも、きっとなにかのヒントや糧になるのではないかなぁ。一瞬にして、人を束ね、心をひとつにでき、今を愛おしく感じることのできる音楽ってやっぱり素晴らしいなぁと感じる日々です。

今日の言葉*

「この世にはいくら考えてもわからない、でも、長く生きることで解かってくる事がたくさんあると思う。君たちも大人になればわかるさ。ある意味で、大人は子どもよりももっと子どもみたいになることがあるんだよ。」

スナフキン


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