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ひと段落。雨上がり。


長い長い雨模様が続き、やっと晴れ間が見えた昨日。

栃木、茨城では、甚大な被害が出ていて、本当に心配です。

濁流に飲み込まれていくたくさんの家。。。。

ワンちゃんを抱きかかえて、屋根の上に何とか

座っている方。電信柱に抱きついて何とか凌いでいる方。。

自衛隊の方々の救助の様子には、頭が下がるばかり。

ひとりでも多くの方が助かりますように。。

さて、前回の記事から、

あっという間に時が過ぎてしまいました。汗。。

…といっても、誰か読んでくださっているのだろうか。

笑。。

あれから、いろいろ演奏会が続きましたが、一段落。

今日はついこの前の、横浜シンフォニエッタの

定期演奏会のことを書こうと思います。

今回は、フランスものばかり。

ドビュッシー/小組曲

ラヴェル/ピアノ協奏曲 ト長調

プーランク/シンフォニエッタ

プーランクのシンフォニエッタは、お初でしたが、

魔法のような曲で、とても面白かった。

曲もさることながら、山ちゃんこと、山田和樹さんの

リハーサルも、魔法のようでした。どんどん音色が変わり、

曲に彩りと輪郭ができていく。

表現やイメージも面白い…

「そこのクレッシェンドはねぇ…

病気で20年とか30年とか

ずーっと病院で過ごした女の子が、

初めてカーテンをそーっと開ける感じ。」

って…( ゚д゚)

そんな風にクレッシェンドを表現した人は

初めてだし、確かにそんな感じだ、ここは。

そーっと開けるカーテンの向こうに

憧れにも似た風景が見えたり。

はたまた

「うーん、ここはね、あれだよ、市原悦子?

むかし〜あるところに〜

おじいさんとおばあさんが〜〜〜って。

日本昔話の感じで」

わぉ( ゚д゚)

フランス音楽で まさかの市原悦子登場。

音色が渋みと深みを増して、

なんだか雰囲気もすごくよくなったぞ。。

「そこのフルートとホルン。

そうだなぁ、フルートノンヴィブラートで、

ホルンをヴィブラートにしてみて」

おぉ( ゚д゚)

すごい。

音程もスパっと綺麗になったし、

バランスがよくなって立体的になった。

このプーランクのシンフォニエッタは、

横浜シンフォニエッタの特質や音色に

とても合っている気がした。

このアンサンブルのなかで弾くことは、

いつもいつも大きな大きな喜びであり、幸せ。

大雨のなか、たくさんのお客様がお越しいただき、

とてもエキサイティングな演奏会となりました。

ありがとうございました☆

今日の言葉*

教養というのは基本的には、他者への想像力のことだと思う。

それは己の無知を見積もる能力のことでもある。

それがただちに計量可能な価値を生むとは思わないけれど、

想像力を欠いた社会は住みにくいでしょう。

(森田真生さん)


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